日中緑化交流基金と緑化活動
 1998年の長江流域をはじめとする大洪水の発生を契機に、中国では、自然災害の防止や、森林資源回復のための植林活動が国民的運動として展開されています。こうした中国の植林活動を支援するため、小渕総理大臣は1999年7月の訪中の際、100億円規模の基金設置構想を発表され、この構想の下に国際機関である「日中民間緑化協力委員会」とその事務局である「日中緑化交流基金」が設置されました。
 当協会は「日中緑化交流基金」の助成により、中国で植林緑化活動を行っています。

(現地視察の風景)
植林緑化事業による事業効果
 植林緑化事業による植林地は、中国の荒廃地の植生の回復や、水土流失防止、砂漠化防止等の面で地域社会における生活環境、生産環境の改善に大きく寄与しています。
 日中緑化交流基金による植林緑化事業では、初期の段階においても多くの受益者の存在が指摘されていたところですが、この10年間において造成された森林面積は41,745haを数えており、更に、多くの受益者を生み出しているものと考えられます。
 これらの植林地は、毎年良好な生長を続けており、今後、適切な保育・保護の実施により多様で健全な森林として成林することが確実視され、植林緑化事業による事業効果がいよいよ増大するものと期待されています。

植林緑化事業を通じた日中両国国民の交流
 近年、植林緑化事業の進展にともない、これを通じた日中両国国民の交流活動が活発になっています。平成21年度には、81プロジェクトのおよそ半数の44プロジェクトにおいて、日本から約1,300人が交流活動のために訪中、植樹や地元住民・学生等との交流などの諸活動を展開しました。
 なお、ボランティア植林では、中国ボランティア側から約21,000人が参加するなど、日中植林緑化協力の推進を象徴するものとなっています。

 この他、日中緑化協力記念林・日中緑化協力指標林の造成、少年児童絵画コンクールの実施、2007「日中文化・スポーツ交流年」及び「日中青少年友好交流年」活動への積極参加、四川汶川地震などの災害復旧への迅速対応、プロジェクト森林管理図簿の整備、現地巡回技術指導及び中国国家林業局による照査の実施等多面的な業務運営を展開しております。
 こうした日中緑化交流基金の業務運営は、前述したように日中両国政府及び日中民間緑化協力委員会からの高い評価と日中両国国民からの熱い支持をいただいております。

日中緑化交流基金
日中緑化交流基金へのリンク
趣意書あいさつ背景と経緯協会の歩み中華全国青年連合